タンマガーイ寺院の話題に困惑してはいけない
“タンマガーイ寺院の話題に困惑してはいけない”
現在、タンマガーイ寺院を五千人のDSI局員や警察、軍隊で取り囲んでいる件について。その引き金となったのは、タンマチャヨー元住職の身柄を拘束するためということでした。逮捕状は、病状の悪化を理由に当局の出頭命令に応じなかったことで発行されました。簡単に言えば、“出頭命令を断ったから、逮捕状が出た”ということです。それはまだ事件の真相が明らかになっていません。このような出頭命令に応じない件は全国で何万件とあります。ある件は反逆罪などの重罪、官邸や空港の占拠などのテロだったりします。それらは何年も経っているのに当局はその首謀者を逮捕しません。
当局は、憲法44条に従って行動していると主張し、寺院への入るのを禁止し、さらに寺院内の人々を追い出そうとしました。もし邪魔をすれば、懲役1年または2万バーツの罰金を科し、食料の持ち込みを禁止し、通信回線を切断しました。質問です。先進国の中に当局にこれだけの権限を与える国があるでしょうか。答えはノーです。これらの行為は重大な人権侵害です。海外メディアでは暫定憲法44条を独裁法と呼んでいます。なぜなら、正義のない独裁政権だからです。
現在では、タンマチャヨー元住職個人の問題を超え、倫理問題へと発展しました。タイ社会は独裁政権による仏教への弾圧を許していいのか。政府の寺院封鎖、食料の制限、通信回線の切断に正義はあるのでしょうか。私達はこのような行為を仏教寺院に対して許していいのでしょうか。このような行為を許してしまったら今後、仏教徒たちはどのようにすればよいのでしょうか。
仏教の中には、このような行為に耐えられず、憲法44条の取り下げを訴え、首を吊って亡くなった人もいます。
この独裁法の権力を傘に当局が行なっている行為に正義があるのでしょうか。
“仏教への弾圧を止め、暫定憲法44条の撤回を”