上座部仏教 พระพุทธศาสนาเถรวาท

monk-458491_1920上座部仏教とは
釈尊在世時代の教理、思想をセイロン(現・スリランカ)、ビルマ(現・ミャンマー)、タイ、カンボジア、ラオスなど東南アジア方面に忠実に伝わった仏教です。それぞれの国の僧侶は、釈尊が悟りを得た時に行った瞑想を規範として、それに忠実に従って瞑想を実践しています。また、上座部仏教がパーリ語という一種の古いインド語で書かれた三蔵聖典を使用しているので、パーリ仏教とも言います。

大乗仏教では上座部仏教を含め部派仏教全体を指して小乗仏教と呼び、日本もそれを受け継ぎました。しかし「小乗」とは「大乗」に対して「劣った教え」という意味でつけられた蔑称であり、上座部仏教側が自称することはありません。世界仏教徒の交流が深まった近代以降には相互尊重の立場から批判が強まり、徐々に使われなくなりました。1950年6月、日本の伝統仏教各派も加盟する世界仏教徒会議(WFB)第一回世界大会がコロンボで開催された際、小乗仏教という呼称は使わないことが決議されました。